楽天モバイルを実際に使ってみましたので評判通りの使用感なのかレポートします。
結論からお伝えすると「都内での通信品質は良好。Linkアプリでの通話品質は低い。」です。
また、今回筆者はiPhone 7を使用して検証しました。
楽天モバイルRakuten UN LIMIT ではiPhone XS以降がサポートされますが、古いiPhoneを使いたい方もいると思います。
この記事ではiPhone 6s以降でも使えるようにする手順を併せて紹介します。
過去の記事ではRakuten UN LIMIT Ⅵの料金やメリットデメリットを紹介していますので、
楽天モバイルの詳細を知りたい方は先にご覧ください。
楽天モバイル実際の使用感は評判通りか
通信速度・品質
楽天回線エリア内・屋内の場合
平日の7:00~8:00で都内某所自宅での通信結果はダウンロード44Mbps、アップロード18Mbpsでした。
これだけ出ていれば普段使いには全く問題ありません。
また、込み合うと思われる昼の時間帯や夜も計測してみました。
ダウンロードは30Mbps程度を維持しており、アップロードは数Mbps程度に落ち込むこともありました。
少なくとも都内の低層マンションであれば、問題無く使えることが判りました。
楽天回線エリア内・屋外の場合
朝8:00頃で屋外の通信結果はダウンロード24Mbps、アップロードが70Mbpsでした。
屋外でも楽天回線エリアの場合は普段使いに問題はありません。
不思議なのはアップロードがダウンロードよりも速いことです。
光回線の場合速度はダウンロードとアップロードが同じくらいの速度になるのですが、
モバイル通信はダウンロードのほうが高速になることが多いです。
プラチナバンドを持っていないことで、屋内外のアップロード速度に差が出ているのかもしれません。
注意事項
筆者の検証環境は、楽天回線エリアで検証時点では回線が込み合っていません。
そのため、込み合った環境では検証結果よりも速度が遅くなると思った方が無難でしょう。
実際に電車でWebブラウジングしていた際にはもっさりする場面が多かったです。
楽天Linkの使用感
見た目は画像のとおり通常の電話アプリと変わらない使用感でした。
筆者は楽天Linkから通常の電話アプリに対して検証しました。
実際に通話すると相手の声が途切れ途切れになったり、遅れて聞こえてくることもしばしば。
安かろう悪かろうな印象を受けてしまいました。。
仕事での使用は止めた方が良いでしょう。
プライベートであまり通話はせず、お店の予約くらいの利用でしたら良いと思います。
ちなみに楽天Linkから楽天Linkへの通話品質は未検証です。
my楽天モバイルの使用感
画像のとおりデータ使用料が簡単に確認できます。
また、1年無料の対象になっていることも確認可能です。
その他にもデータチャージ機能やサポートへのチャット機能へのアクセスが簡単にできます。
総じて使い勝手は悪くないでしょう。
ただし、アプリのもっさり感は尋常ではないです。
ハイエンドスマホでも試してみましたがもっさり感は変わらなかったので、アプリの仕様によると思われます。
ココは早く改善して欲しいですね。
テザリングの使用感
テザリングで他のスマホへインターネット共有を試しました。
こちらは全く問題ありません。ストレスゼロです。
楽天モバイルのメリットの一つに「テザリングが無制限」ということがあります。
SoftBankやauの場合、データ容量無制限プランにも関わらずテザリングには30GBという上限があり、
「無制限の意味ないやん!」とキレていたのを思い出します。
ちなみにドコモの5Gギガホプレミアもテザリング無制限です。
iPhone 6s/7/8/Xでの使い方(上級者向け)
楽天モバイルでiPhoneを使う方はとても多いと思います。
iPhone XS以降の機種であれば楽天のマニュアルに沿って設定するだけで通信可能になりますが、
iPhone 6S/7/8/Xといった古い機種に対して楽天はサポートしません。
筆者がiPhone 7を使用したかったのもあり、使い方を整理しましたので紹介します。
注意事項と前提
紹介する手順は楽天もAppleもサポートしていません。
そのため、あくまで自己責任のもと実施してください。
またこの手順はiOS14.2までに対応しています。
iOS14.3以降の方はダウングレードするか、異なる手順を探してください。
設定手順
パソコンへiTunesを導入・設定
まずパソコンが必要です。Windows、MacどちらでもOKです。
iTunesをAppleよりダウンロードしてインストールしてください。
インストールが完了しましたら、呪文を入力しましょう。
WIndowsの場合、デスクトップ画面でWindowsボタンを押下し以下の呪文を入力。
cmd
するとコマンドプロンプトが立ち上がります。画像のような黒い画面です。
メニューから立ち上げてもOKです。
赤枠内に自分の【ユーザーID】が書いてありますので控えてください。
その後はコマンドプロンプトへ以下の呪文を入力してください。
入力する際に【ユーザーID】を先ほど控えておいた文字列で置き換えて実行してください。
“C:\Users\【ユーザーID】\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\iTunes.exe” /setPrefInt carrier-testing 1
入力後何も反応がなければ成功です!
「iPhoneを探す」をオフに
設定→Apple ID→iPhoneを探す メニューからiPhoneを探すをオフにしてください。
後ほどiTunesでiPhoneを操作する際に必須の手順になります。
全ての手順が完了したらオンに戻して問題ありません。
iPhoneの電源を落としSIMを入れ替え
iPhoneの電源を落として楽天モバイルのSIMを入れましょう。
SIMを入れ替えたら電源を入れてください。
パソコンとiPhoneを接続
パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続しましょう。
iPhone側がライトニング端子、パソコン側はUSB-AかUSB-CでOKです。
パソコンがiPhoneにアクセスするためにiPhoneのPINコード入力が求められる場合があります。
その場合はiPhoneの画面でPINコードを入力し画面ロック解除してください。
キャリアデータファイル(ipcc)をダウンロード
キャリアデータファイル(通称ipccファイル)をWebサイトからダウンロードしましょう。
下記文言で検索すると、お使いのiPhoneに対応したipccファイルを提供しているサイトが出てきます。
楽天モバイル ipcc iPhone
キャリアデータファイルをインストール
iTunesで画像赤枠のiPhoneマークを押下してください。
iPhoneマークが出ていない場合はパソコンとiPhoneが接続されていることを確認しましょう。
以下画像赤枠の「iPhoneを復元」をWindowsの場合はShiftキー、Macの場合はoptionキーを押しながら押下してください。
するとファイル選択画面が出ます。
ファイルの種類をipswからipccに変更してダウンロードしたキャリアデータファイルを選択してください。
iPhoneでAPN設定
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信ネットワーク メニューからAPNを設定します。
モバイルデータ通信のAPN欄に以下のとおり入力してください。
rakuten.jp
ユーザ名とパスワードは空欄のままでOKです。
インターネット共有のAPN欄にも以下のとおり入力してください。
rakuten.jp
インターネット共有もユーザ名とパスワードは空欄でOKです。
iPhoneを再起動
このままでも通信出来るようになっていますが、インターネット共有等は設定が反映されていない場合があります。
そのため一度iPhoneを再起動してください。
これで設定完了です!お疲れ様でした。
楽天モバイルはどんな使い方がおすすめか
自宅環境でも40Mbps程度の速度がでましたので、一人暮らしの方でしたら主回線としてモバイル・自宅兼用出来ると思いました。
一人暮らしの方向け回線の選び方
2人以上の世帯の方や回線品質に拘る方は副回線として準備しておくのも有りです。
何せ1GB未満は無料ですから。
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