スマホ料金が高い。
安くしたいけど、通信が遅くなることは避けたい。
そんな方へ、キャリア(MNO)・格安スマホ(MVNO)全体で
価格やサービスを比較した結果を解説致します。
まず各社の料金やオプションを一気に比較します。
# | 事業種別 | 事業者名 | 最安価格(月額) | 最安の通信量 | 最大価格(月額) | 最大の通信量 | 受信最大速度(4G) | 送信最大速度(4G) | カケホーダイ | 5分通話無料オプション |
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1 | MNO | NTTドコモ | ¥2,980 | 1GB | ¥6,980 | 30GB | 430Mbps | 62Mbps | ¥1,700 | ¥700 |
2 | MNO | ソフトバンク | ¥2,980 | 1GB | ¥7,480 | 50GB | 284Mbps | 31Mbps | ¥1,800 | ¥800 |
3 | MNO | KDDI | ¥2,980 | 1GB | ¥7,480 | 無制限 | 405Mbps | 64Mbps | ¥1,800 | ¥800 |
4 | MNO | 楽天モバイル | ¥2,980 | 5GB | ¥2,980 | 無制限 (1Mbpsに減速) |
公式では未公開 | 公式では未公開 | \0 (Rakuten Link) |
無し |
5 | MVNO | Y!mobile | ¥2,680 | 3GB | ¥4,680 | 14GB | 21Mbps | 5.8Mbps | 無し | \0 (10分無料) |
6 | MVNO | UQ mobile | ¥1,980 | 3GB | ¥2,980 | 10GB | 150Mbps | 公式では未公開 | ¥1,700 | ¥700 |
7 | MVNO | OCNモバイル | ¥1,180 | 1GB | ¥5,980 | 30GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | ¥1,300 | \850 (10分無料) |
8 | MVNO | lineモバイル | ¥1,100 | 500MB | ¥3,200 | 12GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | 無し | \880 (10分無料) |
9 | MVNO | DMM mobile | ¥1,260 | 1GB | ¥4,680 | 20GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | 無し | \850 (10分無料) |
10 | MVNO | mineo | ¥1,310 | 500MB | ¥6,510 | 30GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | 無し | \850 (mineoでんわ) (10分無料) |
11 | MVNO | BIGLOBEモバイル | ¥1,600 | 3GB | ¥3,400 | 12GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | 無し | \830 (BIGLOBEでんわ) (10分無料) |
12 | MVNO | nuroモバイル | ¥1,000 | 200MB | ¥3,400 | 13GB | 公式では未公開 | 公式では未公開 | 無し | \800 (nuroモバイルでんわ) (10分無料) |
※上記表は2020年10月時点での各社HPより引用
※通話・データSIMを対象とする
この記事ではキャリア編ですので、各キャリアの特徴を定性的に比較したいと思います。
NTTドコモ
ユーザー数6,000万人、スマホ市場の37.6%を占めるのがNTTドコモです。(2020年 3月総務省より)
ドコモは毎年約5,000億円の設備投資を行なっているため、通信品質の高さが特徴です。
メリット
- 対応エリアが広い。都市部に限らず、沿岸部や山間部でも電波が通じます。
- 通信速度が速い。上表にもあるとおり、公式に公開している値および実効速度いずれも速いです。
- 家族複数人での契約、光回線、クレジットカードを併用することで毎月1,000円〜2,000円の割引が可能。
- dポイントが貯まりやすい。1ポイント1円で、スマホ購入や様々なサービスに使用出来るため、お得です。
- ドコモが提供するスマホであれば、「おかえしプログラム」を使用することで本体代金が3分の2に減額出来ます。
- 通信制限が発生しても、ギガホプランであれば1Mbpsを維持出来る。
デメリット
- 通信量が高い。2,980円で1GBです。ギガホプランだと30GB使用出来ますが、6,980円します。(割引前)
- プラチナクーポンの抽選が当選しにくい。旅行や商品券と豪華賞品が並んでいますが、ほぼ当たりません。
- ドコモショップが混み過ぎ。ショップが多いこと自体はメリットですが、混み過ぎていてショップを使用することがデメリットです。
こんな人にオススメ❗️
- 多少高くても、高品質な通信を維持したい。
- お昼や夕方にも通信が一時的に減速することを避けたい。
- 家族で契約を集められる。
- 海や山等のアウトドア中も、しっかりと通信を維持したい。
SoftBank
Y!mobileも含めてスマホ市場の占有率は22.1%です。
通信事業だけでなく、多くの事業を手掛けているのが特徴です。
Y!mobileだけでなくLineモバイルも買収し、マルチブランドを確立しました。
メリット
- 大量のデータ通信が可能。メリハリプランですと50GBもあるため、毎日高画質2時間の動画を鑑賞しても無くなりません。
- 動画SNS放題。これもメリハリプランですが、Youtubeやprime video、各種SNSは通信量がノーカウントになります。
- 最新機種をいち早く販売する。iPhoneも国内最速、Pixel 5も最速で販売しているのがソフトバンクです。
- 家族複数人での契約、光回線を併用することで毎月1,000円〜2,000円の割引が可能。
デメリット
- 通信料金が高額。大容量のメリハリプランだと、月額7,480円です。
- 通信エリアが山間部に弱い。
- SIMフリー版スマホより高額で販売するケースがある。(最近だとPixel 5)
こんな人にオススメ❗️
- とにかく高くてもいいから通信量を気にせず使いたい。
- YoutubeやSNSを毎日欠かさず利用する。
au
ドコモに次ぐスマホ市場シェアNo.2を誇るのがauです。
ソフトバンクに近い戦略で、傘下にUQ mobileを抱えることで、
独自のブランディングを確立しています。
メリット
- データ通信量が無制限。データMAXプランの場合です。ただしテザリングには上限があります。
- 光回線だけでなく、電気もまとめることで更に割引が可能。
- NetflixやAppleMusic等の有償サービスをまとめたお得プランがある。
- 取扱スマホが豊富。2020年10月時点ではスマホだけで39種類です。
デメリット
- 他キャリアと同様に高額。データMAXプランだと7,480円します。
- 月額500円するauスマートパスのクーポンがほぼ使えない。
こんな人にオススメ❗️
- とにかく高くてもいいから通信量を気にせず使いたい。
- 他のキャリアが取り扱っていない変わったスマホを使いたい。
楽天モバイル
特徴
これまではMVNOでしたが、2020年4月よりキャリアとしてサービス開始しました。
キャリアとしては新参者であるため、他とはサービスプランが大幅に異なることが特徴です。
メリット
- キャリアとしては価格が安い(月2,980円でデータ通信無制限)
- Rakuten Linkアプリを使用すると、通話無料
- 楽天ポイントが貯まりやすい。
デメリット
- データ無制限エリアは東京23区などの一部都市のみが対象であり、全国のほとんどのエリアは月に5GBまで。実質5GBと考えるべきです。
- 通信速度の実測値が公開されていないため、場所や時間によっては低速になる可能性がある。
こんな人にオススメ❗️
- 安く使いたい。
- 高頻度で通話する。
- 楽天ポイントを貯め、他楽天サービスを使用している。
いかがでしたでしょうか。
3大キャリアは大きな差はありませんが、通信品質ならドコモ、大容量通信ならau、楽天サービス好きの方なら楽天モバイル、と言ったところでしょう。
次回は、格安SIM(MVNO)編をお届けしたいと思います。
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