インターネットが遅いけど何をどうすれば良いか判らない。そんな悩みを解決します。
結論「自宅のWifiルーターを適切なものに買い替えよう」です。
Wifiルーターを適切なものに入れ替えてもなお、高速化したい場合は
- 10gbpsインターネットの契約
- IPv6で接続する
などの方法がありますが、IPv6での接続については記事を更新しましたので是非ご覧ください。
今回はどんなWifiルーターを選べば良いのか?とお悩みの方へ
Wifiルーターを選ぶ際のポイントと具体的におすすめの商品を紹介します。
インターネット速度を改善するためにはWiFiルーターが重要
そもそもインターネットと無線通信するには、最低限以下の機器が必要です。
- 通信終端装置であるモデム
- スマホやPCと無線通信するWIfiルーター
モデムは、インターネット回線およびプロバイダーと契約すると貸し出されるため、
あまり意識しなくて良いです。
通信が遅いときは、大抵の場合に適切なWifiルーターを選べてないことが原因です。
優先度が高い順にWifiルーターの選定基準をお伝えします。
- オートチャネルセレクト
- MU-MIMO
- 中継機能
- ビームフォーミング
- Wifi 6
上記全てに対応しているWifiルーターでしたら100点です。
ただ相当に高額になるのと、必ずしも必要ではない人もいるでしょう。
それぞれの機能について必要となる条件も併せて説明します。
オートチャネルセレクト
ある時から急にインターネットが遅くなった場合、その原因は電波干渉である可能性が高いです。
マンションにお住まいの方でしたら、隣や上下の部屋からも電波は届くことがあります。
Wifi通信は特定のチャネルを使って通信しているのですが、
隣人が同じチャネルを使っていると、そのチャネルは混み合ってしまいチャネルが詰まることで通信が遅くなるのです。
オートチャネルセレクトは、チャネルが混み合ってくると自動的に空いているチャネルに切り替える機能です。
古いWifiルーターは自動切り替えされない製品が多いため、この機能があるルーターに変えるだけで、快適な通信ライフになるでしょう。
全ての方に必須
オートチャネルセレクトは全ての方におすすめ。というか必須機能です。
WIfiルーター選びの際には必ずこの機能が付いているか確認してください。
MU-MIMO
テレワークやタブレットの普及に伴い、自宅のWifiに接続する機器が増えました。
接続機器が増えることによって、通信が遅くなることがあります。
通常のWifiルーターは同時にたくさんの機器を接続しても、実際に同時に接続しているわけではありません。
各機器に対して順番に通信しているため、接続機器が増えるほど待ち時間が増えて遅く感じるのです。
MU-MIMOは、複数の機器に「実際に」同時接続する機能です。
なんちゃって同時通信ではなく実際に同時通信するため、同時に多くの機器を接続する方には必須です。
家族2人以上、またはテレワークの方は必須
単身でスマホ1台とPC1台程度の方であれば不要です。
ただし、スマホやタブレットは使っていないときも通信しているため、
家族2人以上でお住まいの方や、テレワークでPCやタブレットを使っている方は、
同時に10台以上の端末が接続されていることもあります。
そういった方は、MU-MIMOを搭載したWIfiルーターを選ぶようにしてください。
中継機能
自宅が広い、あるいは部屋数が多い場合に有効な機能です。
WIfiルーターは大抵リビングルームに設置してあると思いますが、寝室や別フロアからは通信が遅くなることがよくあります。
中継機能を持つWifiルーターは、中継機として各部屋に配置することで
親ルーターと中継機間で同じネットワーク(SSID)を使うことが出来ます。
つまりリビングから寝室に移動しても、SSIDを変えずに快適に通信することが出来るのです。
2LDK以上、あるいは2階以上の一戸建てにお住まいの方におすすめ
ここからは住まいの間取りに依存します。
夫婦で1LDKであったり単身の方であれば、特に必要な機能ではありません。
ただ将来的に広い間取りに引っ越す予定がある場合は、今のうちに中継機能のWifiルーターを選んでも良いかもしれません。
ビームフォーミング
こちらも広い自宅や部屋数が多い方向けの機能です。
通常ですとWifiルーターからの電波は円状に広がり、距離が離れると電波は弱くなります。
そのため離れている場所や障害物があると通信が途絶える可能性があります。
ビームフォーミングは電波を細く絞り特定の方向に向けることで、電波を向けられた方向にある端末は高速で通信することが出来ます。
3階建てで1階にルーター、3階に仕事部屋がある等
自宅の間取り場、障害物が多かったりWifiルーターと接続機器間の距離が離れている方は
この機能を使うと快適に通信出来るでしょう。
ただ、そのような場合はコストがかかりますが、中継機を設置する方が確実ですのでおすすめします。
Wifi 6
現在の大半のWifiルーターはWIfi 5(11ac)が主流になります。
WIfi 6は11axという規格であり通信速度は理論値で9.6Gbpsであるため、Wifi 5よりも1.4倍高速化されます。
ただしWifi 5でも理論値6.9Gbpsの速度が出るため、今のインターネット回線が1Gbpsであることを考慮するとWifi 5で十分と言えます。
通信規格 | 最大通信速度 理論値 | 周波数 | 呼称 |
---|---|---|---|
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz | – |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz | – |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz | – |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz 5GHz | Wi-Fi 4 |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz | Wi-Fi 5 |
IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz | Wi-Fi 6 |
Wifi 6を選ぶ理由は、OFDMA機能です。
平たく言うと、こちらも同時に複数機器が接続することに適した規格です。
MU-MIMOがあれば必須ではありませんが、より安心感がありますね。
長期間買い替えたくない人にはおすすめ
10Gbpsもの速度を個人で必要とする人を私は見たことがありませんが、
Youtberなど、大量の動画データを日々アップロードするような方であれば良いかもしれません。
ただ、Wifi 6に対応するWifiルーターは高額なものが多いため、コスパは良くないでしょう。
今安く買いたい人はWifi 5、5年以上使いたい人はWifi 6を選んでください。
おすすめのWifiルーター
間違いないハイエンド!NEC Aterm PA-WX6000HP
NECのハイエンドモデル、全部載せのWifiルーターです。
オートチャネルセレクトをはじめ、必要な機能は全て搭載されています。
中継機を使って複数の部屋でメッシュWifiを構築する場合は親機として利用してください。
2万円を超えるため少し値段は張りますが、長期間使える良い製品でしょう。
Amazonで販売していますのでチェックしてみてください。
殆どのかたはこれでOK バッファローWSR-3200AX4S
バッファローのミッドレンジモデル。
と言いつつWifi 6を始め必要な機能は網羅しています。
バッファローのハイエンドモデルは外部アンテナ方式のためいかつくなりがち。
内臓アンテナが私のおすすめです。
こちらもAmazonで購入可能。1万円を少し超えるくらいですので、ハイコストパフォーマンスです!
洗練されたデザイン Google Nest Wifi ルーター
ルーター 1 台に対して Google Nest Wifi 拡張ポイントを 1 台設置すれば、最大で 200 の接続可能になります。
何よりシンプルなデザインでリビングや寝室、どこに配置するのもおすすめです。
また設定も非常に簡単。Google Homeアプリを使えば瞬時にWifi接続出来ます。
ただしWifi 6には非対応であるため、数年後Wifi 6が当たり前になった際には買い替えが必要になる可能性があるため、ご注意ください。
価格はハイエンドとミッドレンジの中間程度。こちらもAmazonでの購入がおすすめ。
上記の他にもおすすめルーターを記事に纏めましたので、興味がある方はご覧ください。
インターネットの速度問題ではじめに改善すべきはWifiルーターです。
ご紹介したルーターであればまず間違いありませんが、大事なポイントはしっかりおさえ
お住まいの事情とコストに最適なWifiルーターを選んでください。
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[…] 以前の記事でインターネットが遅いときにまずやるべきことを紹介しました。 […]
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