「SoftBank ON LINE」を中心としたSoftBankの新プランについて分析し、誰にとって良いプランなのか解説します。
結論「既存のSoftBankグループを使用しているユーザーにおすすめ。実は一番お得なのはY!mobileの新プラン。」です。
2020年12月22日、SoftBankが新たな料金プランを発表しました。
- SoftBank ON LINE(2021年3月開始)
- Y!mobileシンプルな料金プラン(2021年2月開始)
- メリハリ無制限(2021年3月開始)
それぞれどのようなプランなのかご紹介します。
※2021年2月追記
Y!mobileが更にお得なプランを打ち出したので、2021年2月情報に更新しています。
SoftBank ON LINE
プラン概要
ahamoと同様に、データ量20GBで2,980円で5分以内カケホーダイというプランです。
メリット・デメリット
以下のとおりメリットの方が大きく、デメリットはほとんどありません。
LINEの通信がノーカウントになりますが、そもそもLINEはあまり通信量が発生しないので訴求ポイントとしては弱いですね。
メリット:SoftBankとして通信品質を担保しつつの高コスパ
ahamoと同水準で高コスパということが最大のメリットです。
SoftBank ON LINEはLINEモバイルとは異なりSoftBankが提供するサービスであるため、自社設備を使った通信品質を担保できます。
まさにドコモに対抗するために打ち出したプランと言えるでしょう。
メリット:eSIMに対応
地味ですがeSIMに対応していることは、ahamoよりも優れている点です。
eSIM対応のスマホを使用することで、スマホ事業者の切り替えを行う際にSIMカードの入れ替えが不要になります。
そのため、破損のリスクを回避できることがメリットです。
SIM入れ替えの手間も無くなります。
デメリット:申し込みやサポートはオンライン限定
こちらもahamoと同様のデメリットです。
ですがオンライン手続きなら待ち時間が無くなったり、ショップ店員毎のクオリティに左右されることも無くなります。
今までショップで契約していた方は、是非この機にオンライン手続きにチャレンジしてみましょう。
Y!mobileシンプルな料金プラン
プラン概要
ドコモには無い廉価ブランドという位置づけのY!mobile。
「家族でSoftBank、データ量を使う人もいれば使わない人もいる。」という方へおすすめです。
au povoとUQ mobileが新料金プランを出したことにより、2021年2月にY!mobileも改変されました。
- 光セット割or家族割(二回線目)が月額500円割引→1,080円割引
- シンプルM/シンプルLがデータ量+5GB
なお通話は20円/30秒ですので、通話する方は10分カケホーダイ700円/月かカケホーダイ1,700円/月に加入する必要があります。
メリット・デメリット
メリット:家族でデータ量にバラつきがあってもコスト最適化可能
今回の新プランでは、ブランドを跨いでの家族割がききません。
夫がメリハリ無制限、妻がY!mobile、子供がSoftBank ON LINEなどにしても割引は効かないのです。
ですので、家族でSoftBankを使用する方はほとんどの方がこのY!mobileの新プランに統一することでコストを最適化することが出来るでしょう。
メリット:光を引いているなら単身者でもお得
SoftBank光を引いている方であれば、3GBと15GBのプランは業界最安値です。
10GB以上のデータ量を必要とする場合はSoftBank ON LINEかahamoが良いでしょう。
デメリット:家族割引は1回線目が割引されない
家族割引は2回線目以降が割引対象となるため、全員が1,080円割引になりません。
SoftBank光を引いているならアリ、引いていないなら無しですね。
メリハリ無制限
プラン概要
正直一番イマイチなのがSoftBank本体が打ち出すメリハリ無制限です。
家族で使用していることを前提としていますが、家族全員が20GB以上使うということはほぼあり得ません。
総務省が公開しているデータからも判るとおり、全てのスマホ利用者の90%は20GB未満しか使っていないのです。
メリット・デメリット
ごめんなさい。メリットはありません。
デメリット:家族全員が20GB以上は「ほぼ」あり得ない。
先ほども言ったとおり、家族3人以上が20GB以上のデータ量を毎月使用することは考えにくいです。
故に、このプランは情報弱者に向けた「SoftBankが稼ぐ」ためのプランに見えます。
ドコモがギガホプレミアとギガホライトで家族割が効くように、
SoftBankもメリハリ無制限とY!mobileで家族割が効いていれば選択肢に入るかもしれません。
デメリット:テザリングは30GBまで
以前からSoftBankのプランはこのデメリットをはらんでいたのですが、
データ量を無制限に使いたい人は、基本的にPCやタブレットを使う人です。
結局テザリングに制限があるのであれば、データ量を無制限と語るのではなく「データ量は月に30GB」と言うべきです。
結局このプランは誰が何を選べばお得なのか?
ドコモ・auを使っている人はどうすべきか
ドコモユーザーは、SoftBankへ移行するメリットはありません。ドコモを継続してください。
auユーザーは、以下の条件に該当するならばY!mobileへ移行する価値アリです。
- 家族で同じキャリアを使っている
- 家族でデータ量にバラつきがある
- 自宅に光回線を引いている
SoftBankグループを使っている人はどうすべきか
下記の全てに該当する方はY!mobileがおすすめです。
それ以外の方は、全てSoftBank ON LINEが良いでしょう。
- オンライン手続きは絶対に無理
- 自宅に光回線が必要
- 家族は3人以上で、一人でもデータ量3GB未満しか使わない人がいる
格安スマホを使っている人はどうすべきか
家族3人以上で格安スマホを使っているのであれば、Y!mobileにすることで安くなる可能性が高いでしょう。
単身者であればSoftBank ON LINEかahamo、あるいは日本通信simをおすすめします。
価格重視であれば日本通信sim、品質重視であればahamo。
LINE通話をたくさんするのであればSoftBank ON LINE。
上記の基準で検討してみてください。
SoftBankの発表ではドコモへの対抗心が全面に出ていましたが、今回のSoftBankの発表のキモはY!mobileだと思います。
20GBもいらない、でも光回線は引きたい。という方へ訴求できています。
スマホプランの検討は大変面倒ではありますが、
お得にスマホを使うため、自分に合ったプランは何なのか今一度検討してみましょう。
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