単体でマイル還元率1.25%のANAワイドゴールドカード。こちらを使って効率的にANAマイルを貯める方法をご紹介します。
陸マイラーであれば、普段の生活でマイルの還元率を最大化する方法を常に模索しているでしょう。
以前の記事で年間90万マイルを貯める方法をご紹介しましたが、陸マイラーでも上級者向け。
今回は、普段の買い物や公共料金の支払いのみでも効率的に貯める方法をご紹介します。
結論「ANAワイドゴールドカードでマイペイすリボをフル活用。公共料金はENEOS。」です。
本記事は、三井住友カードの2021年2月変更点を反映済です。
還元率1.25%のANAワイドゴールドカード

ANAワイドゴールド基本情報
基本情報は以下のとおりです。
ANAワイドゴールドカードは銀行系カードですので審査は厳しいですが、
その分セキュリティがしっかりしていることがポイントです。
ゴールドカードらしく空港ラウンジや手厚い旅行傷害保険も付いています。
申込対象 | 原則満20歳以上、本人に安定継続収入のある方。ゴールドカード独自の審査基準にて発行。 |
---|---|
年会費 | 15,400円(税込) |
家族カード年会費 | 4,400円(税込) |
提携先 | 全日本空輸(株) |
追加カード 電子マネー | 三井住友カード iD(携帯型)/Apple Pay Google Pay PiTaPa ETC専用カード |
年会費割引特典 | WEB明細サービス/マイペイすリボ |
旅行傷害保険 | 【最高補償額】 海外旅行 5,000万円 国内航空 5,000万円 |
補償 | 年間300万円までのお買物安心保険 |
ポイント | Vポイント/お買物利用200円(税込)につき1ポイント付与(通常ポイント還元率0.5%) |
その他 | ゴールドカード特典(空港ラウンジサービス、ゴールドデスクなど) |
利用可能枠 | 総利用枠50〜200万円カード利用枠(カードショッピング) |
支払い方法 | 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い |
支払日 | 15日締め翌月10日払い |
ブランド | Visa、Mastercard |
還元率1.25%の考え方
基本情報だけだと還元率のからくりが判りにくいので、
200円の決済あたりのVポイント・マイル還元率を纏めます。
決済額 | Vポイント(通常) | Vポイント(ボーナス) | 合計ポイント還元率 | 合計取得マイル | 合計マイル還元率 |
¥200 | 1 | 1 | 1.00% | 2.5 | 1.25% |
上記のように200円決済したら通常のVポイントが1ポイント付与されます。
また、後に記載する方法でボーナスポイントがさらに1ポイント付与されます。
通常の1Vポイント=2マイル、ボーナスの1Vポイント=0.5マイルとなるため、
200円決済で合計2.5マイル獲得できることから、マイル還元率1.25%となるのです。
年会費を安くする方法
通常ポイント還元率0.5%で年会費が15,400円(税込)と割高に感じますが、
二つのサービスを使うことで、年会費を11,550円(税込み)まで減額することが出来ます。
- WEB明細サービス
- マイペイすリボ
WEB明細サービス
WEB明細を利用することで次年度年会費が1,100円(税込)割引になります。
どうしても紙で明細が欲しい!
という方以外は利用必須かと思います。
「Vpass」という三井住友カード専用のツールで利用状況を随時確認することが出来ます。
マイペイすリボ
マイ・ペイすリボをお申し込み+ご利用で次年度年会費が2,850円(税込)割引になります。
2021年2月以降の年会費お支払い分からは、前年のリボ払い手数料の支払いが条件となります。
このマイペイすリボは還元率を最大化するためのポイントになりますので、上手に活用しましょう。
【注意】2021年2月での変更点
2021年1月まではマイペイすリボの申し込みのみで2,850円割引、さらにご利用で3,950円割引でした。
2021年2月以降は改定され、申し込みだけでなく利用しないと割引されません。
還元率1.25%の秘訣「マイペイすリボ」

予め毎月のリボ払い額を設定し、リボ手数料を発生させることで翌月のポイントが2倍になります。
この操作により、通常のVポイントに加え、ボーナスVポイントが還元されます。

マイペイすリボを申し込み・リボ払い額を設定
設定方法は簡単です。
Vpassからマイペイすリボを申し込み、毎月の支払額を設定するだけ。
コツは想定外のリボ手数料が発生しないようにクレジットカード限度額で設定すること。
カード限度額を設定しておけば、実際にリボ残高は発生しないためリボ手数料も発生しません。

100円に対してリボ手数料が発生するように臨時減額申し込み
そして最も重要なのが、最少額のリボ手数料を発生させることです。
具体的には、クレジットカード利用額が10,100円だとします。
その場合リボ払い額を10,000円に設定します。
そうすることで、リボ残高100円に対してのみリボ手数料が発生するのです。
リボ払い手数料は年利15%のため、残高100円に対して翌月の支払までの31日間に手数料が発生。
実質手数料は1円程度です。
このように上手く設定することで、手数料1円でVポイントが2倍になります。
臨時減額申し込みはリボ・分割デスクへ電話で
Vpassでもリボ払い額の設定は出来ますが、
- 増額は1,000円単位
- 減額は10,000円単位
とうまく100円のリボ残高に調整することが難しいです。
リボ・分割デスクへ電話することで1円単位で設定することが出来るためおすすめします。
ちなみに、予め「毎月の支払額」をクレジットカード上限額に設定しておけば、
「臨時減額申し込み」を忘れたとしても手数料が発生しないだけですので、
「想定外の手数料」は発生しませんのでご安心を。
ANAワイドゴールドカードの損益分界点
結局どのような人にANAワイドゴールドカードはおすすめか。
結論、11,550円の年会費分のマイルを1年間で獲得出来るならば使う価値アリです。
ANAワイドゴールドカードは1年毎に継続ボーナスで2,000マイル付与されます。
ボーナスマイルも考慮しましょう。
年間決済額31万円以上で価値アリ
1マイルは2円以上の価値ですので、年間決済額が31万円で5,875マイル≒11,750円を獲得できます。
年間310万円決済される方であれば、東京⇔ハワイを往復(40,000マイル~)出来ちゃいます。
年間決済額 | Vポイント(通常) | Vポイント(ボーナス) | 合計取得マイル | 継続ボーナスマイル | 年間獲得マイル |
¥300,000 | 1,500 | 1,500 | 3,750.0 | 2,000 | 5,750 |
¥310,000 | 1,550 | 1,550 | 3,875.0 | 2,000 | 5,875 |
¥500,000 | 2,500 | 2,500 | 6,250.0 | 2,000 | 8,250 |
¥700,000 | 3,500 | 3,500 | 8,750.0 | 2,000 | 10,750 |
¥800,000 | 4,000 | 4,000 | 10,000.0 | 2,000 | 12,000 |
¥1,000,000 | 5,000 | 5,000 | 12,500.0 | 2,000 | 14,500 |
¥2,000,000 | 10,000 | 10,000 | 25,000.0 | 2,000 | 27,000 |
¥3,000,000 | 15,000 | 15,000 | 37,500.0 | 2,000 | 39,500 |
更にマイルを獲得するためANAカードマイルプラスを活用

少々細かい話ですが、いつもの支払を工夫することで更にマイルを貯めることが出来ます。
具体的にはANAカードマイルプラスを狙って支払うことです。
公共料金はENEOSでんき・ENEOS都市ガス
必ず必要な電気・ガスでENEOSでんき・ENEOS都市ガスを使うだけで、
いずれも200円(税込)で1マイル貯まります。
お住まいの地域でENEOSが使えるのであれば、必須サービスと言えるでしょう。
普段のコンビニ利用はセブンイレブン
セブンイレブンでApple PayかGoogle Pay(「iD」or「QuickPay」)を使うだけで、
200円(税込)で1マイル貯まります。
コンビニで買い物をするならセブンイレブンがおすすめですね。
普段の買い物や公共料金の支払いを、ANAワイドゴールドカードを選ぶだけ。
少し工夫するだけでマイルがざくざく貯まるのです。
今はコロナ過で気軽に旅行できませんが、今のうちにマイルを貯めておいて
いつか気兼ねなく出かけられるようになったとき、お得に海外・国内旅行しませんか!?
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