青山グランドホテルを一休.comで予約した宿泊レポート

一休(宿)

2020年8月にオープンした「THE AOYAMA GRAND HOTEL」(青山グランドホテル)に宿泊して、ベルコモでディナー&朝食を楽しんできました。

今回も『一休.com』 予約で、ポイント分が値引きとなってお得でした。

都内在住で「都内に泊まる」というのは、貧乏性の私にとっては違和感がある行為ですが、「青山に宿泊する」っていうのは更に不思議な体験です。

私にとっては、青山といえば「やたらいいレストランがある」とか「東カレに出てくる」、「なお墓もやたらとある」という超漠然としたイメージしか無く、泊まっても何もやることがないのは明白。

それに、このホテルはいわゆる外資系ホテルではなく、高い天井の広いロビーもないし、優雅なプールもありません。

でもここには、美味しくてわくわくするようなレストランがあるし、ルーフトップバーもあるし、なによりとても素敵なお部屋と素晴らしい景観があるのです!

宿泊しなくても、レストランやバーは東京女子必見、行く価値アリ! ぜひご参考にして頂ければと思います。




青山グランドホテルまでのアクセス

銀座線外苑駅の3番出口を出て、徒歩3分ほどのところにホテルはあります。青山通りをまっすぐ表参道方面に向かうだけなので、駅からはとても近い。

交差点に建つシンボルマーク的な建物です

20階建てのビルで、ホテルのロビーはこの奥。

このビル自体は「アーガイル青山」という施設で、ポールスチュアート、パン屋、お蕎麦屋、紅茶屋、串揚げ屋などが入ったお洒落なビルです。

海外のホテルに遊びに来たような楽しい玄関

ホテルの入り口はこちら。明るい雰囲気が漂う玄関になっています。

外が寒いからか、我々が到着した時には、野良のサラリーマンが荷物を広げていて、「治安」という単語が我々の脳裏に浮かびましたが、ベンチの向いのエレベーターから4階に上がると、ホテルのレセプションに到着。

出ました、青山グランドホテルの一番の推し、レストラン「ベルコモ」!

ホテルとこのレストランの受付は一体になっており、このフロアの隅がレセプションになっています。受付の方はとってもお洒落で、ノースリーブのロングドレスを着ていて本当に素敵♡

コロナ禍ですが、15時過ぎでもレストランが大変賑わっており、なかなかの喧騒の中での受付になります。

レセプションがレストランの隅っここで狭く、ちょっとごちゃっとした印象を受けますが、ホテルの方はプロフェッショナルな対応で、さくっとチェックインできました。

部屋は、青山の高層マンションで暮らしているような錯覚

今回宿泊するのは、スーペリアクイーン(ダブル)のお部屋。最初に上がったエレベーターとは違う、ホテル専用のエレベーターで19階に上がります。

着いた! ルームナンバーの下にはお花が飾られていて素敵。

リビングスペースたっぷりのお部屋

ドアを開けるとすでにスリッパがセットされており、「ここで靴を脱いでくれ」という強い圧力を感じます。もちろん脱ぐとも。

ホテルなんですが、この圧倒的な家感……!!

青山のタワマンで暮らす殿上人勢の暮らしを一日体験しているような気分です。

ベッドスペースよりも、リビングスペースが広く取られているからか、部屋に圧迫感がなくて気分が良いです。

ついでに眺めも良く、部屋からは新国立競技場や、神宮球場も至近距離で見えます。

夏の神宮の花火もこの部屋の位置からだとバッチリ見られそう。

オリンピックが2020年に開かれていたら、最も近くて居心地が良いホテルだったかもしれませんね。

バスルームやアメニティをご紹介、必見はドライヤーがレプロナイザー 4d plus!

洗面所やバスルームは、廊下からも寝室サイドからも入れるようになっています。

厚手のふかふかのバスローブ。これ以外にも、上下に分かれたガーゼ生地のパジャマが用意されています。

洗面所は広々としていて、タオルがたくさん用意されています。

洗面台の下の真ん中に大きなかごが入っていて、使ったものをどんどん放り込める仕様。地味にこれいいですよね。

一通りのアメニティは揃っています。

歯ブラシにフロスが入っているって珍しいですよね。

こんなしっかりした使い捨てのブラシを始めて見ました。折り畳み式ちゃうんかい。

そして必見はドライヤーが、レプロナイザー 4d plusだと……!?

税込価格57,200円という超高級ドライヤーが備品として置かれていました。

ホテルの壁固定ドライヤーへの、みんなの怨念が業界へ浸透したお陰か、最近のホテルはどこもいいドライヤーを置いてますよね。

パナソニックやダイソンは見たことがありましたが、レプロナイザーを置いてるホテルはさすがに初めて見ました。

我が家のドライヤーはリファのそれなりにお高いやつなんですが、ドライヤーを当てるだけで、ここまで「髪が柔らかくなる上にまとまる」という体験は初めてで、びっくりしました。

惜しむらくは、ここまで美容に気を遣っていながら、何故、メイク落としや基礎化粧品類が無いのかということ。

一応ボディークリームだけはあるんですが、こんなお高いドライヤー揃える前に、化粧水と乳液おいてほしい。

一応、基礎化粧品は11月の一休の口コミに宿からのコメントがあり、現在「準備中」とのことでした。

高級ホテルって何故かお風呂がすけすけ

バスルームはかなり広めで、みんな大好きオーバーヘッドシャワーもついています。風呂が広いことは良きことかな。

バスソルトもついているのでお湯を溜めて楽しむことができますが、日本式のお風呂と違って、浴槽が浅いので肩まで浸かってまったり……は難しいですね。

シャンプーとトリートメントとボディーソープがありますが、トリートメントが異常にしゃばしゃば。

薄めてんのか?ってくらいのしゃば具合で不安になりましたが、きしきししませんし、何よりドライヤーがすべてを解決します。

すべての飲んべいに捧ぐ、ミニバーが無料という狂気

狂気のラインナップ

なんとミニバーには、赤ワインのハーフボトル、ミニウィスキー3本が入っている。

しかもおやつ付きだ!!

このほかに、更に冷蔵庫には飲み物がいっぱい。

白ワインとスパークリングワインのハーフボトル
スーパードライの瓶とクラフトビールも
お高そうなジュース、トリスハイボール
コーラ、ダイエットコーラ、お茶類

買い出し不要!!!

という強いホテルからの意思と、狂気を感じますね。ちょっとしたホテルのクラブフロアが駆逐されてしまう。

この他にも冷えたミネラルウォーターやペリエもあるので、ミニウィスキーを使ってハイボールもできます。

アメニティに基礎化粧品が無いくらいなんだ。大好きなものは全部ここにあったじゃないか……と一瞬で幸せになれてしまうやつ。

レストラン「ベルコモ」は予約必須 

ベルコモはホテルの4階にある、多国籍料理レストランです。

宿泊者優先で窓際の良い席に座らせてくれるので、宿泊者は予約必須です。

かつ、17時~19時までハッピーアワーで、すべてのカクテルとジン、クラフトビール、プレモル、ハイネケンが500円で、シャンパンや赤白ワインもお手頃になります。

なので、17時~18時開始予約を全力でお勧めします。

ひとまず乾杯
マッシュルームのカルパッチョ

薄切りにしたマッシュルームに、オリーブオイル、岩塩、柑橘系のジュレがかかった前菜。マッシュルームってこうやって食べるとめちゃくちゃ美味しいんだなあと感動。

TOKYOマティーニ

焼酎とベルガモットを使ったマティーニ。お陰さまで17時~19時の魔法の恩恵で500円。

フォアグラのメンチカツ

同じ4階にあるレストラン、「SHIKAKU」のメンチカツ。

フォアグラの肉汁と、たっぷりかけたソースが衣にしっとり馴染んで美味しい。

スパイシースペアリブ

空心菜を敷いたところに、ほろほろになるまで煮込まれたスペアリブに、四川風のピリ辛ソースをたっぷりかけたご馳走。

店員さんが、骨をとった後に、トングでつかんだだけでお肉がくずれていきました。

これは人生で食べた中で一番美味しいスペアリブ

雲丹のクリームソース スパゲッティ

このスパゲッティーは夫がホテルで食べたものの中で2番目に美味しかった料理だそうです。(1番目はスペアリブ)

このかたまり、雲丹だな……と目視でその存在を確認しながら食べた雲丹スパゲッティーは初めてでした。いつもはその幻影を追いながら食べていたよ。

これ以外にも美味しそうなものはわんさかあったので、四人くらいで押し掛けた方がいっぱい食べられて良いのかもしれません。

フレッシュミントのモヒート

このレストラン、とにかく美味しい。ごはんが美味しい。

それにとっても雰囲気が素敵なんです。四階だけれど、もっと高層階で食事をしているような不思議な気分。

夏はテラスが解放されるので、夏に宿泊して宿泊者優先の良い席に座らせてもらって、このモヒートを500円で飲んだら最高ではないでしょうか。その際には17時予約をお忘れなく!

ちなみに20階のルーフトップバーは予約不可、宿泊者は優先して席を取れるようですが、今回寒すぎて近づくことすらしませんでした……。

次は夏にシャンパンを開けに遊びに行きたい!!

朝食はオーダー方式、朝は和定食からステーキまで何でもござれ

朝食はお部屋でタブレットからも注文できますが、素敵なレストランだったので、再びベルコモで朝食。

朝食はオーダー式で、メインから1品、サイドメニューはいくらでも、飲み物は一人2つまでオーダー可能。

夜に頼まなかったバべットステーキ、ベトナム風牛骨フォーも朝食メニューに含まれています。

バナナジュース大好き

貧乏性なので、フリーのサイドメニューを容赦なく頼む私たち。

「青山の金持ちはきっと、息抜きがてらにここに泊まりに来るのかもしれない」

「そして歩いて10分の家に帰るんだ」

「いやきっと朝ごはんを食べに3,000円払いに来るんだ、家から歩いて」

という悲しい妄想をしながら、サラダをつつきます。

ここまでだと、イタリアの朝ごはんにちょっと似ています。イタリアのホテルのブレックファーストはやたらとサラダや生ハム、フルーツが用意されている。

バターカレー

苦悩の末に私が選んだメイン、バターカレー。

お米も縦長でタイ米っぽく、パクチーがいっぱい。

昨夜、ミニバーで狂ったように飲んで死んだように眠った体にはパンチが効いていますが、何故か食べられる不思議。

バベットステーキ

夫はステーキ。

余計なソースは無しで、粒マスタードとレモンで食べるステーキです。付け合わせの野菜も焼き目が美しくて美味しいです。

焼き方も赤身が残って美しい。

優雅なモーニングティータイム

朝、青山の喧騒の中にぽつんと建つ、不思議なホテルで食べる朝ごはん。

このホテルには、豪華なプールもないし、だだっ広いロビーもないけれど……

でも何とも暖かみのある接客と、美しいお部屋、酒好きが設計したと思しき完璧なミニバー、そしてとっときのレストランがあります。

しかもこのホテルには、まだ私が足を踏み入れていないレストランがあと3軒ある……!(和食と寿司屋とルーフトップバー)

最初は自ら予約しながらも「青山なんて泊まるところなのか?」とちょっと思っていた私ですが、特別な日でも、特別じゃない日でも素敵な一日になることを約束してくれるような素敵なホテルでした。

またぜひ遊びにいってみたいものです。

また話は逸れますが、私は『一休.com』 で予約をして、ダイヤモンド会員の特典を利用したり、シークレットセールを漁るということを日々生き甲斐にしている狂人なのですが、好きな検索方法は、『一休.com』→「地域指定」→「評価&件数順」にして、☆4.3以上だけを見ていくというやり方です。

沖縄にひとつだけ☆5.0をたたき出しているホテルがあるので、どんだけヤバいホテルかぜひ見にいってみてください。



いつかその宿泊レポートをここで書くのを生き甲斐にして、平日は山へ柴刈り(はたらきに)行くであろう……。

またこの世が平和になった頃に、ホテルステイの記事を書きたいと思います!

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