2020年12月に引き続き2021年1月にKyashが更なる改悪に乗り出しました。
この記事では具体的な変更点とKyashユーザーは今後どうすべきか解説します。
結論から言うと「別のカードに切り替えるべし」です。
Kyashの具体的な変更点
12月11日より以下の3点が変更になりました。
- Kyashポイントの付与率が変更
- リンクカードからの手動入金廃止
- 残高利息機能の追加
さらに2021年1月28日には決済時のポイント還元率の一部変更として更なる還元率改悪が行われました。
Kyashポイント付与率の変更は改悪

クレジットカードからチャージする場合は決済のみに利用できる残高扱いになります。
その場合、Kyashポイントの付与率は1.0%から0.2%に変更されました。
更に月間の付与上限は100ポイントです。
もう何とも言えませんが、クレジットカードからの二重取り生活の終焉を意味します。
勿論「0.2%でも100ポイントでも貰えないよりはマシ!」という考えもあります。
そのような方はいずれ来るであろう0%まで使用して問題ありません。
ただ、Kyashのデメリットとして「紐づけたクレジットカードで明細が全てKyashになる」ことがあります。
元のカードでは何を買ったのか判らないため、毎回Kyashの履歴を確認する必要があります。
この煩雑さを月100ポイントで継続する価値があるのでしょうか。。
リンクカードからの手動入金の廃止は影響無し
任意の金額(限度額内)をリンクカードから入金する機能が廃止されました。
貴方が月の始めに10,000円入金して決済する、などの使い方をしている場合は影響があります。
ただし、Kyash Cardでの決済時に自動的にリンクカードからチャージされますので、実際の買い物には不便はないでしょう。
これは、次に紹介する残高利息機能をクレジットカードからチャージした残高に付与させないための変更点だと思われます。
残高利息機能は過度に期待しないこと

銀行口座などから入金した残高をお持ちの本人確認アカウントに対して、年利1%の残高利息を毎月残高へ付与するサービスです。
前月に1回以上の決済をしていることが残高利息を得る条件です。
Kyash Cardの保有可能残高は100万円ですので、理論的には一年間で最大10,000円の利息が残高へ付与されます。
しかしKyashに高額を保有することには、二つのリスクがあることを理解する必要があります。
- アカウントが削除になるとKyash残高は消滅する
- 不正利用に対する補償レベルが不透明
アカウントが削除になるとKyash残高は消滅する
Kyashでは、自ら退会したり何らかの理由で運営にアカウントを削除されると、Kyash残高は消滅します。
100万円入れていて消滅なんて。。想像もしたくないですね。
不正利用に対する補償レベルが不透明
損害の発生から10日以内であり、警察に届け出していれば不正利用を補償する制度はあります。
ただ、補償上限額の表現はなくKyash会員の重過失の場合も補償対象外になります。
Kyashの判断一つで全てが決まると考えると、高額なチャージは年利1.0%以上のリスクだと考えます。
今後はどんな使い方をすれば良いか
還元率0.2%最大100ポイントでもないよりはマシ
ないよりはマシ。と思える方は継続して使ってください。
筆者は潮時と考えていますので、アカウントは保持していますがKyashの利用は停止しました。
Kyashはクレカチャージではなく銀行口座連携に力を入れている
Kyashは、金融プラットフォームとして銀行と同様に自サービスに集めた現金を原資に再投資することを目指しているのでしょう。
確かに銀行の普通口座と比較すると破格の年利1.0%ですが、前述したとおり高額なチャージとなるとリスクが大きすぎます。
ここから金融プラットフォームとして巨大化するためには、還元率ではなく「安全性」が求められるのではないでしょうか。
ではKyashよりお得なサービスがあるか?
おすすめは以下の二つです。
- 楽天経済圏への移行
- d払いでdポイント二重取り
楽天経済圏への移行
楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用して、楽天での買い物をするとポイント還元率が最大16倍になります。

お金をかけずにポイントアップ可能な楽天カードや楽天証券を作っておきデータ容量1GB以下なら無料の楽天モバイルもとりあえず契約して損は無いでしょう。
ちなみにここまでやるだけでポイント還元は+4倍になります。
楽天モバイルは単体で考えても非常に優秀ですので、メリットと注意事項の詳細は以下記事を参考にしてください。
d払いでdポイント二重取り
ドコモユーザーの方には特に必見ですが、最近のd払いキャンペーンは凄いです。
楽天のSPUに似ていますが、dポイントクラブステージやdカードでの支払い等を行うと
dポイントの還元率が最大で+7%になるキャンペーンです。
楽天SPUよりも最大還元率は低いですが、dポイントが優れているところは提携している店舗やネットショップであればどこでも同じ還元率になるということです。
楽天市場には売ってないんだけどマツキヨには売ってる。みたいなパターンではこちらの方がお得かもしれませんね。

ただしこのプログラムはdカードを紐づけたd払いで決済する必要があります。
d払いは簡単に設定できますので、まだやっていない方は試してみてください。
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