30代半ば何着たらいいのかわからない問題

ファッション

一休.comとゾゾタウンをウーバーイーツに脳を侵されたノーカルチャー人間、一休ドットコム妻です。

10年前の“ザ・モテ服”で婚活…34歳女性、男ウケ狙いの逆効果

この女子SPAの記事を読んだ時に、衝撃が走った30代女性は多いのではないでしょうか。

思わずこのカーディガンから反射的に目を逸らしたくなりましたが、実際持ってたし、何ならまだ黒いカーディガン持ってます。

そう、あれはまだ私がまだフレッシュさが残る20代だった時代、ビジューという装飾品が大変流行りました。

2014年の1月に放送された、失恋ショコラティエというドラマがありましたね。その時の石原さとみさんが着ていたビジュー付きのコート、本当に衝撃的な可愛さでした。

コートも可愛いが、とにもかくにもまあ石原さとみが可愛いんだわ。

この時の役柄が、素面の状態で「女の子は愛されるために生まれてきたの」と真顔で言い放ちそうなキャラクターだった為か、当時でも「けっこうぶりんぶりんだな」と思ったものですが、あの頃はマルイを覗くと本当にあのコートだらけでしたし、街中や電車でもよく見かけました。

とにかく、ビジューの人気はすさまじかく、ビジューネックレスも流行りましたし(首輪みたいにいかつかったですね)、夏はポリエステル生地のブラウスの襟元に飾られましたし、薄手のセーターにもついてましたね。

そのあとは、ビジューの勢力がだんだん衰退化していき、刺繍が流行ったと記憶しております。(そしてメタルバーへと受け継がれていく)

それでも私の頭の中では、まだカーディガンのボタンくらいはきらきらしててもええやろと思っていたのです。

そんな時に、冒頭の女性SPA!のこの記事、頭をがつんとやられたような気分でした。

そして、この記事の主人公であるあゆみさん(仮名)のことを思った。わかりますよあゆみさん。あたなの気持ち、痛いほどわかります……!

一体いつ買ったのか覚えていない服というものは、いつでもクローゼットの中でうなっているものです。

今年の五月に、実は結婚してから四年くらい無法地帯となっていたクローゼットを整理してみました。

私、実はずっと捨てられなかったワンピースを、今回捨てたんです。

たぶん2015年くらいに買った、グレースコンチネンタルのワンピースでした。腰の高いところで切り替えた、ふわっとした形の膝丈のお洋服でした。

お店で見たときにあまりの可愛さに衝動買いしてしまった服で、真っ白な上等な生地に色鮮やかな花や葉が映える、本当に超可愛いワンピースだったのです。

私のような人間に買われたのが運の尽きで、ヘビロテする割にはたまに思い出したかのようにクリーニング屋に持っていかれるような着方をしていた為、最後汗シミがくっきりと残って「あかん……もう死んでる……」となってようやく夏前に捨てたのです。

もう着れないんですよ。実際、この二年くらい着てなかった気がします。

だって、もう似合わなかったから。もう20代のお嬢さんのお洋服だって分かってたから。

でも捨てられなかったんですよね。当時4万円くらいして、貧乏OLだった私にはすごく高かったし(薄給なのは大して変わりませんが)、着た時の他人からの「可愛い!」という感想が麻薬のように頭を回っちゃってるわけ。

だから捨てれなかった。私を絶対に可愛くしてくれる、お守りのようなお洋服だったから。

書いててしんみりしてきましたが、そんなわけで、立派なアラサーになって全く似合わなくなった服を単純に捨てまくったのですが、その時には気づかなかったんです。いや予感はあったけれども。

じゃあ、これから私、何を着るんだ?

その問いかけを、この「10年前の“ザ・モテ服”で婚活…34歳女性、男ウケ狙いの逆効果」で再認識させられたのです。こいつときたら、ボディーに後から効いてくるんだわ。

あとね、兼ねてからの、「仕事に行く服と、休日でかける服が同じ」っていう悩み、こいつが絡んでくる。

マルイとかに入っているお店に多く共通する「お嬢さんファッション」って、便利なんですよ。

どこにでも着ていけるから。上品な丈感、レース、ビジュー、華やかな色味。会社にも合コンにも休日デートにも全部対応できる。

だから、「平日も休日も同じ服を着る」という現象が生まれてしまう。

私にできる唯一の抵抗といえば、「休日はTシャツを着る」「ジーパンを履く」「ノースリーブを着る」くらいです。

なんかださいのね。服がださいというか、「どこでも適応できる」っていう理由で服を選び続けたことがださい。服に罪はない。服は可愛い。

でも、美大系のマニッシュなスタイルを好む、おしゃれな幼馴染に、いつもだせえ服を着てると思われることを危惧してました。

なんかね~もう! お洋服! 難しい!! 人の目! 社会への適応! 変わる流行!

こうやってファッションに疲れていくと、なんかド派手な色とか、謎のサイズ感のお洋服とかに走って、個性を手にしたいとか思うようになるんだろうか。

もちろん、最近のブランドも私たちの年代や流行に伴走してくれているとは思うのです。

ミニスカート売ってないよね。ぜ~んぶ膝が隠れる丈。

可愛いんだけど、年相応なのかもしれないけれど、でもそういうときこそ、英国っぽいグリーンのもけもけしたミニスカートが履きたくなっちゃうんですよね。それで黒いニットを着たくなる。

そう旦那に言ったら、ぼそっと「安室ちゃんじゃん」と言われて、枕に顔をうずめて雄たけびを上げたくなりました。

あ~~~マジBBA!!!

そんなわけで、お洒落を少しずつ今後アップデートする様を、ブログにも記録していきたいです。

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