ジュエリーにアルコールジェルが触れても良いかという疑問と、基本のお手入れ方法を簡単に解説します。
アルコールジェルって、ジュエリーに触れても大丈夫ですか?
K18などの金を含むジュエリーや、Pt900などのプラチナを含むジェエリーは、アルコールを使用しても色が変色することはありません。
ただ次のような石がついている場合は要注意です。
エメラルド、真珠、ラピスラズリ、ムーンライト、オパール、マラカイト。
これらはアルコールに弱いだけでなく、皮脂や化粧品などの脂にも弱いデリケートな石です。
……ただこのご時世、アルコールを避けて生活することってもはや不可能ですよね??
センサーなどでアルコールが噴射される場合は、手のひらを上にして、石に直接つかないように気をつけましょう。
自分でジェルを塗る場合も、極力、ジェルが石に触れないように気を付けて塗ってください。
指輪をつけたままハンドクリームは塗っても大丈夫ですか?
残念ながら、ハンドクリーム、化粧品などの油分が強いものは、地金でできた部分もくすみの原因になります。
台所のステンレス部分に、お肉やお魚の油がついたところを、ウェットティッシュで拭いてもどんどん汚れが広がっていくのと似ていますね。
また、最初に挙げたデリケート宝石の中には、油分によって変色する可能性があります。
お出かけの際には、お化粧品やヘアスプレーなどを使った後に、一度手を洗ってからジュエリーを身に着けてください。
しかし、そうはいってもコロナ禍ではアルコール消毒でとにかく手が乾燥してしまいますし、肌が弱い方は辛い思いをされていることと思います。
ハンドクリーム等は指輪を避けて塗れば問題ありません。
ジュエリーを労わるあまり、あなたの手が痛い思いをしたり、ボロボロになったら元も子もありません。
手のひらでざざっと塗り広げるのではなく、親指でゆっくりマッサージしながら塗り広げていくと細かく塗れますし、気持ちが良いですよ。
ジュエリーの基本のお手入れ クロスを買いましょう
ジュエリーを身に着けたら、その都度クロスで拭きましょう。
どんなに気を付けたって、ジュエリーに埃や皮脂汚れがつかないことなど不可能です。
だからこそ、使ったらその都度拭けばよいのです。
でも基本的にジュエリーのお手入れなんて、面倒くさいですよね。
帰ったらとりあえず全部外してベッドに横たわって、虚無に浸りたい勢が人類の大半を占めているわけです。
そういう方におすすめのクロスがこちら。


とにかく見た目が可愛いんだこれがまた。これはピンクの濃い色がクロスで、右側の二つがシルバー用のウェットクリーナーになっています。
シルバーにも使えますし、ほかの貴金属磨きにも使えるので、3か月に一度くらいこれらを使って磨くと、ジュエリーもぴかぴかになって気持ちよく使えます。
ちょっとしたプレゼントに渡すと、持っているジュエリーや結婚指輪を磨くのに便利なので、けっこう面白がられます。
ほんのひと手間、パールジュエリーのお手入れ


これはパール用のウェットクリーナーがセットになったものです。
パールは繊細な宝石なので、より柔らかいクロスを使って拭いていきます。
パールジュエリーのお持ちの方は、店頭サービスでクロスを貰った方も多いと思うのですが、パール専用のクリーナーはなかなか珍しいですよね。
パールは皮脂汚れにとにかく弱く変色も起こりやすいジュエリーなので、皮脂に近いピアスやネックレスでパールをお使いの方は、こまめに拭いていただければと思います。
最後に。ジュエリーを外出先の洗面所に置いてはなりません
実は、私が考えるジュエリーの最大の敵は、石鹸だと思うのです。
というのも、古いジュエリーをお預かりしてダイヤモンドなどを外すと、消しゴムのカスのようなものが石の裏からぽろぽろ出てくるのです。
これ、固まった石鹸カスなんです。
これらが裏に入り込んでいると、石に光が入ってきても邪魔してしまい、最初の頃のように完璧に輝くことはできません。
なので本当は、手を洗う時には「指輪を外す」というのが推奨されているわけですが……
驚くほど紛失される方が多いので、外出先で洗面台にジュエリーを置くことには、全面的に反対します。
お手洗いに行く前に、必ず鞄に入れたトラベルジュエリーケースに入れられるなら良いですが、そんな習慣、ふつう身につかないです。
なので、大切にしているジュエリーはこまめにクロスで拭く、また購入店に持って行ってクリーニングしてもらうことを強くお勧めします。
クロスはもっと安く、シンプルなものもたくさんネットショップにありますので、ぜひ探して一枚手元に置いてみてください♡
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