東京都内で夫婦二人でマンション探し①~南品川エリア リフォーム物件

マンション探し

2021年コロナ禍で春先から中古マンションを探し始めました。

都内でどっかいいところに、良いお値段のマンションないかしら……という、何の軸も存在しないふわふわな探し方をして、右往左往する様を記録に残しておきたいと思います。




1軒目 南品川エリア2LDK駅徒歩8分以内、築20年以上6,000万円以下

このお家は現在居住している人はおらず、これからリノベーションに着工する直前でした。

複数路線利用可能な賑わいのある駅からも近く、「6000万円以下でリノベ済のマンションに住めるならいいんじゃない?!階数も高いし」ということで鼻息荒く伺いました。

南品川エリアの中でもかなり繁栄した駅で、優雅なアーバンマイホームを夢見ていたのですが、さすがずぶの素人、何もSUUMO掲載の物件情報から読み取れておりませんでした。

部屋のリビングに足を踏み入れて、

「これからがらっとリフォームして、全部新品になります!」

「テラスが最高に広くて贅沢ですね!」

などの営業トークをBGMにしながら、我々はようやく、「あれ……なんか、狭い……?」と気づいたのです。

物件に表示されている平米数と、目の前の空間が少しずつピントが合ってくるような感覚。

そう、私たちは「部屋の広さ」が全然把握できていなかったのです。

主寝室がかなり広くてゆとりがあるのですが、その分リビングがぎゅっとしている上に、四角形を並べて片方を下にずらしたような形で、今から考えると、タワーマンションのリビングにありがちな、ちょっとカクカクした感じの間取りでした。

表示されている占有面積は、ぎりぎり50平米台。

実際に物件を見るまでは、「でも言うても今の家より広いわ」とか、「収納があるなら夫婦二人どうにでもなる」と思っていたのですが、足を踏み入れて部屋を見渡した時に、わかってくるもんなんですね。

「ここにテーブルを置いたら、どこにソファを置けるの……?」とか、「この最後の洋室、3畳しか無いけど、部屋として独立している意味ある?」とか、色々と現実が見えてくる。

それまでは6000万円以下で買えるなんて安い! というメンタルだったのに、これに5000万円も出せない……という気持ちへの変化を如実に感じ取りました。

しかし、物件相場が高すぎて感覚狂ってますが、私が大学生の時に家庭教師をしていた医者の子どもが、「うちのマンション、駅直結の最上階で6000万円もするんだよ」とドヤ顔で地方都市のマンション相場を教えてくれたことを思い出すと、もう東京はバグっている。大事なことだから繰り返すが東京ってマジでバグってますね。

そんなわけで、現実というものを教えて頂き、ありがとうございました~とトボトボと二人で帰っていったのです。

そしてこの時にふと我々の心に、「本当はもう私たちの年収では、東京に満足のゆくマンションなんて買うことができないのでないか……?」という事実がひしひしと近づいてきたのでありました。

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