財布失くしただけなのに訴えられたから裁判で戦ってきた①

裁判

この記事では財布を紛失してから1人で裁判で戦い、結果無罪となった体験をご紹介します。

以前にも簡単に書きましたが、財布を失くして個人情報を悪用されてしまいました。

結果的に最悪の展開になってしまい、もう人生終わった。。

となるまでの全貌を残しておこうと思います。

日本は世界的には平和と言われていますが、

そんなことはありませんよ

ある日突然あなたにサード・インパクトがやってきて

あれよあれよという間に平和な日常は失われ、地獄に叩き落されます。

そんなことにならないように、ダイエット夫の経験を共有します。

似たような状況に陥ってしまった方の助けになることを願って。


ポイントをまとめた記事もご覧ください。





財布がないことに気が付く

その日、ダイエット夫は会食でした。

連日深夜に及ぶ仕事でだいぶ疲れていたこともあり、少々酔っていました。

会食を済ませ帰りの電車に乗ったところ、

あっという間にウトウト

というか爆睡していました。

気が付いたら終着駅。モバイルSuicaで改札を出て、何気なくカバンの中身をチェック。

あれ?財布がない?

カバンの中身を2、3回確認するも、ないものはない。

アルコールで頭がイマイチ整理できませんでしたが、まずその日の行動を振り返ってみました。

その日は通常通り会社へ出勤。

ダイエット夫は大抵の決済を電子マネーで行うため、会社で財布を使うことがほぼありません。

ただその日は同僚と外にランチしに行ったため、財布を出したような。。

その後、カバンに入れずに会社のロッカーに置き忘れたかも。。と、考えました。

夕方に退社してからは、その足で上司と取引先と会食。

会食では取引先が経費で支払っていたため、ダイエット夫は財布を出すことはありませんでした。

そして電車で爆睡するまでの間、モバイルSuicaを使って改札へ入り、駅の中で財布を使った記憶は無い。

「会社に忘れたんだな!」と楽観視してその日は帰宅。

翌朝、軽く二日酔いでしたが財布が見つかっていないことは意識に刻まれていたため、早めに出社しました。

「まぁ、あるよね~」と呟きながら会社のロッカーを開けると

ない(;・∀・)

財布を紛失したことをはっきりと認識しました。

財布を失くしただけなのに、これから地獄が待ち受けているとは。。


その後におこした行動

はじめに、財布に入っていたクレジットカードの管理会社に連絡しました。

陸マイラーとしてANAマイレージを貯めることが趣味であったダイエット夫は、

ポイントを効率的に貯めるために複数のクレジットカードを所持していました。

少々面倒に感じながらも、一枚目のサポートデスクへ連絡。

クレジットカードを紛失したことを伝え、利用停止手続きをしました。

念のため、「昨晩21:00頃から現在までの間で、利用実績はありますか?」と問い合わせたところ

「はい、2件ございます。1件目は深夜1:00頃、コンビニで7万円決済されております。」

はっ!?

「2件目は深夜1:30頃、こちらもコンビニで8万円決済されております。」

おいおいおい

ガッツリ悪用されとるやないか!!

コンビニで15万円って何を買ったんだよ。。ていうかコンビニで15万円決済する奴なんて明らかに怪しいやつじゃないかよ。。

いるんだな、悪い奴って。。

「それ、僕が利用したものではありません。かくかくしかじかで~」

「かしこまりました。それでは、警察の紛失届の番号をご教示ください。」

あ、まだ紛失届出してなかった。。

紛失届の必要性を認識し、改めて連絡する旨を伝えてその場は終了しました。

その後も、2社目、3社目、4社目とクレジットカード会社に利用停止と実績を確認を行いました。

なんと。。全てのクレジットカードで10~20万円決済されていました。

被害総額は約100万円。

吐き気と寒気、そして目の前が真っ暗になる感覚を覚えました。

ちなみにこの時に、最も対応がスピーディでセキュリティがしっかりしていたカード会社はAMEXでした。

理由は以下の記事に書いていますのでご覧ください。

今日は仕事どころではない、と上司に事情を説明して退社。

その足で最寄りの交番へ駆け込みました。

スーツ姿で全力疾走。かなり息切れしながら交番へ突入。

「財布を失くしました。。(*´Д`)しかもクレジットカードが悪用されてて。。。(*´Д`)」

警官「はいはい落ち着いてね~。ここに失くしたもの、中身と場所を出来るだけ具体的に書いてね~」

他人事に淡々と処理する警官に若干イラッとしながらも、まぁ日常茶飯事でしょうし、警官からしたら所詮は落とし物だしな。と自身に言い聞かせました。

紛失届はハガキサイズのペラ紙に受理番号が記載されているものでした。

受理番号の隣でニコニコしたピーポくんの顔がやけにイラッとしたのを覚えています。

引用 警察庁HP

受理番号を各クレジットカード会社に伝えて、不正利用については保証となりました。

各社の皆様、その節はご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんでしたm(_ _)m


紛失に気が付いた直後にやるべきこと

今回のダイエット夫の初動対応の反省を踏まえ、紛失に気が付いた直後に絶対にやって欲しいことをまとめます。

クレジットカードを利用停止する

ダイエット夫は夜の間に気が付いていたにも関わらず、状況を楽観視したことが愚かでした。

皆さんは、必ず即行で利用停止してください。

大抵の会社は利用停止するとカード番号を変えて再発行しないとカードが利用出来なくなるため、利用再開までに時間が必要です。

煩わしいとは思いますが、悪用されるよりは100倍マシでしょう。

警察へ紛失届を提出する

不正利用の証明に必要ですので、こちらも即行で行いましょう。

後の記事で書きますが、裁判での証明としても有効な書類となります。

これをタイムリーに行うか否かで、あなたが地獄に落ちるかどうか決まると言っても過言ではありません。

事実を記録しておくこと

不正利用の証明や、犯罪に巻き込まれた際に法的に戦うためには、客観的事実が全てです。

  • 紛失した(気が付いた)正確な日時
  • 紛失時の前後の行動
  • 各種届出を行った日時

警察、弁護士、カード会社、消費者金融、裁判官、それぞれのプロと対等に会話するためには、客観的事実を述べる必要があるのです。

感情に訴えかけても勝ち目はありませんので、誰かに精神的に頼ったり現実から逃避することは止めましょう。自分を守れるのは、最終的には自分だけです。


今回は以上になります。

次回は、裁判所から訴状が届き素人が弁護士無しで戦ったエピソードを書いていこうと思います。

ダイエット夫は弁護士を雇いませんでしたが、精神的な依存ではなく、客観的事実を整理するためにプロにお願いするべきと考えています。

コメント

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